午前中は、陸別移住を応援する会の金子会長に、陸別町周辺の町や景色を案内していただきました。
考えてみると、移住体験初日に女満別空港から陸別町に来た時以来、陸別町の外に出ていませんでした。
陸別町への移住を考える材料のひとつとして周辺の様子も知っておきたいと思っていたので、金子さんのお心遣いが本当にありがたかったです。

先日、オケクラフトの話題で盛り上がったことがあり、是非見てみたいとお話していたので、置戸町まで足をのばしてみることにしました。

途中、鹿ノ子ダムを通過。
景色がきれいだったので、車を止めてしばらく空気感を味わいました。

ダム湖「オケト湖」では、わかさぎ釣りをしている人の姿が。
近くの駐車場から、そりを使ってここまで荷物を運んで設営しているようです。
東京生活ではそりと無縁な日々を送っているので、そりで何かを運搬するというのは私にとって新鮮。

空の青さ、雲の流れ、太陽の力強さ・・・ぴんと厳しく張りつめた空気。
自然の力強さを感じられる場所。

車道はこんな感じです。

雪の降らない町に住んでいる方にとって、移住を検討する時に考えることのひとつとして「雪道の車の運転は大丈夫だろうか？」ということが挙げられるでしょう。
私自身、ペーパードライバーなので、色々な方に運転について相談してみましたが、みなさん口をそろえて「スリップして怖いと思ったこともあるけど、慣れだよ」とおっしゃいます。
いざとなれば、人間、なんとかできるようになるのだろうと、移住体験前よりも前向きに考えられるようになりました。

そして、オケクラフトセンターに到着！

オケクラフトの販売をおこなっており、工房の様子もガラス越しに見学できます。
木のぬくもりを感じられる、ほっこりとする工芸品の数々にため息が出てしまいました。
（感動のあまり、写真を撮影するのを忘れていました。ぜひ現地に足をお運びください。）
ここで私は、自宅の鍵につけるキーホルダーと、アクセサリー入れに使えそうと思いルアー入れを購入しました。

また、オケクラフトの器でドリンクサービスを無料でおこなっているという置戸町の図書館にも足を運びました。
館内には暖炉もあり、ゆったりくつろぎながら読書できる空間となっていました。
ここでは、町外の人でも本を借りることができるそうです。
オケクラフト製品の活用、館内のデザイン、貸出システム。すばらしいなと感じました。
（こちらも感動のあまり、写真を撮影するのを忘れていました。ぜひ現地に足をお運びください。）

午後は、陸別移住を応援する会の支援員でいらっしゃる、TOMOさんの工房「工房TOMO」におじゃましました。
TOMOさんは、陸別町のなかでもひときわ寒い小利別で、器や生活小物等を制作されています。
どれもTOMOさんのあたたかいお人柄を感じる、素敵なアイテムばかりです。

TOMOさん手作りの器で、TOMOさん手づくりの紫イモのパイをいただきました。
これがボリュームたっぷりでおいしかったこと！！

この日は、移住についてはもちろん、いろいろなお話をしました。
こんなに笑ったのは久しぶりというくらい、お腹を抱えて笑ったりもして、なんだかとっても楽しくハッピーなひとときを過ごしました。
TOMOさんをはじめ、ご一緒させていただいた皆様、ありがとうございました。

夜は銀河の森天文台へ行きました。
115cmの大型望遠鏡「りくり」と、案内の方が用意してくださった望遠鏡とを行ったり来たりしながら、陸別の星空を堪能しました。

特に感動したのは月の表面のクレーターをこまかに観察できたことと、冬の大三角形を肉眼で確認できたこと、オリオン大星雲を観察できたこと、木星の縦縞模様をじっくり見ることができたことや金星を・・・（きりがないのでこのあたりにしておきます）。

人生で初めて、思い切り天体を味わうことができました。
そして、なんだか、自分が地球上で抱えている悩みは宇宙から見ればたいした大きさじゃないんだから、毎日を楽しもうという気持ちにもなれました。

案内の方にかなり助けていただきながら、冬の大三角形を撮影してみました。
どこをむすべば三角形になるか、わかりますか・・・？

今度はカメラの腕を磨いて、もっときれいな写真を撮りにきたいなと思っております！

ひとつ悔やまれるのが・・・防寒が甘かったこと。
移住体験前半だったら、しばれフェスティバルの準備の時と同様にしっかり防寒して出かけたはずなのですが、何を思ったか少し軽めの防寒にしてしまい、天体観測しているうちに手足の感覚がなくなってくるという事態に。
冬の天体観測は、しっかりとした防寒対策が必要ですね！とほほ。
でも、少し気を抜いてしまうあたりも、陸別での暮らしが体になじんできた証拠なのかもしれません。

昨日とはうってかわって、アクティブな1日でした。
もうすぐこのプログラムも終わってしまうのだと思うと、だんだんさみしくなってきました。