牛たちのサイクル
2012年6月26日(火)
「ちょっと暮らし26日目」 (6月26日)
お隣の人のはからいで牧場見学させてもらえることになった。その牧場には500頭以上いる。生まれて1歳で授精させ、2歳で出産、6年位が牛の寿命と聞く。牛舎を見学する。牛たちは誰が来たのかというような目でみてくる。しかし手を出すと後ずさりする。中には人が好きな牛もまれにいるみたい。手をなめるが舌はザラザラしている。見ているとえさを食べながらウンチやオシッコをするが、横たわるのはワラのほうに行く。ちゃんと区別があるようだ。えさを車で与える、ほとんどがえさを食べる時間で、寝るのはわずか30分と聞いて驚いた、搾乳の機械を見せてもらう、スイッチひとつでほとんどの操作ができる。搾乳が終われば自動的に止まるらしい、すごい優れもの。お乳はタンクに集められミルクトレーラーに運ばれる。排泄物は掃除のあと地面の下を通ってタンクに集められ、乾燥した後は畑の肥料になる。これにも驚き。骨折やけがもあるらしい、キツネやカラスに乳首やその近くの血管を食べられて命をおとすこともある。その被害に遭った牛が横たわっているのを見るとこれが現実なのか。生まれて何日目という子牛たちもみせてもらった。手をだすとやはり後ずさりする。でも子牛の表情はかわいいものだ。