ふたご座流星群の母天体、小惑星「ファエトン」を撮影しました。

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 ふたご座流星群の母天体、小惑星「ファエトン」を撮影しました。

 小惑星「ファエトン」は、ふたご座流星群の母天体として知られています。通常、流星群の母天体は彗星ですが、小惑星「ファエトン」は、かつて彗星だった天体が塵やガスを出し尽くしてしまったもの、つまり彗星の成れの果てと考えられていました。しかし、近年の観測で「ファエトン」はまだ彗星としての活動が続いていることがわかっています。
 
 また「ファエトン」は現在地球へ接近中で、どんどん明るくなってきています。最接近は12月17日ですが、明るさのピークはちょうどふたご座流星群の極大の頃で、10等程度にまで明るくなると予測されています。肉眼で見ることのできる明るさではありませんが、地球の近くにきている母天体に思いを馳せながら流星群を楽しむのも良いかもしれません。
ファエトン
小惑星「ファエトン」(中央付近を右上に移動している天体が「ファエトン」)
2017年12月2日0時50分~ 露出30秒の画像35枚をアニメーション化
115cm反射望遠鏡(F5.6) ISO6400 CANON EOS 1D X
一部トリミング
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